ひろの会

(hironokai.org)

ひろの会 メインメッセージ

 冤罪はいとも簡単に作られます。そして成立します。捜査権を独占する警察が、証拠を隠蔽捏造して、反論することの出来ない犯罪人を作り上げ、裁判官がこの警察調書に沿って判決してしまったら、冤罪は成立します。こんな理不尽は、繰り返してはなりません。
  隠蔽や捏造の構造や実態を明らかにし、防止する為の手法やツールなどを示します。調査の不備、証拠の隠蔽・偽造を指摘し、事実と真相を求め、不誠実な鑑定や司法の判決には、市民に実態を示し、反省を求め、市民が市民らしく、安心して生活できる場を求めます。

ひろの会の理念・名前のいわれと特徴

理念
  • 人は何人もいわれ無き罪におとしこめられてはならない。
  • 社会の主は市民であり、市民は自らの手で、自らと社会を創り、磨き上げてゆく。
  • 事実を求め、深め、真実に至る。
  • 権力犯罪は許さない。
名前のいわれ
バイクツーリング中に下川浩央が事故に巻き込まれ、その真相を追い求め、不条理な裁判に抗して、交通事故冤罪撲滅に繋がる活動が始まりました。この浩央交通事故冤罪裁判での真相究明活動は、冤罪事件告発の起点となる重要なモメントです。冤罪を繰り返さないための記憶すべき結節となります。そこで、無実の罪で犯人にされ、我慢強く、いたわりの心を忘れなかった、下川浩央(ひろなか)の名前の頭の二文字をとり、「ひろの会」と名付けました。
ひろの会の特徴
  • 市民自らが調査委員会を作り、冤罪・不正の如何を判定する。
  • 市民に事故解析の方法や実態を示し、違法捜査は監視し、告発する。
  • 不条理な判決文を市民に開示して、司法判決の堕落を、世に問う。
「恥を知りなさい!」
判決の読み上げ直後、原告席から響いた悲痛な叫び。
と同時に、裁判官に向かって投げられた数珠と、回転しながら法廷を舞った靴……。
あのとき、沈黙に身を包み、裁判官が見せた表情を私は決して忘れはしない。
事故から11年、司法はなぜ「物証」から目を背け続けたのか。
警察による調書捏造、改ざん……、
その裏にいったい何が隠されていたのか。
本書は息子の死の真実を追い続け、
たったひとり闘い続けた父の渾身の記録である。

ジャーナリスト 柳原三佳

ひろ――交通事故冤罪に巻きこまれて
発行: 自然環境復元機構研究所
発売: 高文研