警察が交通事故を捏造する理由
第1節 警察が捏造する理由
警察もむやみやたらと捏造するわけではありません。あなたが原因を提供しているのではなく、全く異なったところに捏造する原因があります。ここでは、捏造に巻き込まれた人は全くの被害者であり、その時の警察は組織的な犯罪者です。1. 行政上の瑕疵が存在するとき
道路が危険な道路であったり、見えない標識や信号機であった場合で、そのことが原因となって交通事故が起きた場合、それが表立てば、行政責任が追及されることとなります。責任追及を避けるために個人的な過失に責任を押しつけ、冤罪が発生します。
2. 閉鎖的な警察特権が私的に乱用されたとき
警察にしか捜査権はありません。一般人は立ち入ることが出来ません。内部でどのような情報を掴みどのように処理したか、その経過は警察内部にしか判りません。相手が警察関係者である場合、内部の管理責任が問われないようにその事実から目をそらすように機能します。最近は、警察官本人の不祥事は隠すことが出来ないので表に立ちますが、親族や婚約者など、表立っていない関係者には、徹底的に職権を濫用して事故原因を捏造しようとします。
3. 警察幹部の私的な濫用
ほとんどの警察官は地方公務員です。特権を悪用して地方権者に恩義を計ったり、地方自治体や職員に過失がある場合に、それに差配を加えたりします。閉鎖的な関係者内で為されるので、こそこそと身内で刑事事件の因果関係に手を加えることが出来ます。
独占的で、客観的に監視する第三者機関が存在しない特異な構造が冤罪を生みやすい機構を作り上げています。
第2節 下川浩央事故で何故捏造したか
下川浩央事件では、事故態様の真相を求め、そこから事故が発生した理由を探って行き、事故の実体と異なる訴追理由の謎を解きほぐすことを通じて、捏造した理由に辿り着きました。結論的にいえば、上記の理由全てが絡んだ冤罪事故であることが判りました。明らかに犯罪である冤罪を問うた裁判で、裁判官は警察の実況見分調書に依ってしか判決を下さない実状が示されました。
冤罪を作り出すのは警察ですが、成立させるのは司法制度です。この腐れ切った関係を市民に開示して、正常化する術を探るのも「ひろの会」の目的の一つです。
第3節 捏造であることにどう気付くか
警察は独占的に情報を手にし、因果関係まで筋を通し、検事によって司法裁判に耐えられるように練り上げられて訴訟を提起します。「おかしい」とか、「納得行かない」という感触は持っても、それを解きほぐすことは極めてむずかしいと言えます。まずは事実と真相を追い、事故態様を整理し、何故納得の行かない事象が生じているのか、現場、事故車両、そして目撃者等々の関係者を訪ねて廻り現場の環境や道路を管轄する行政に情報を求めることにより、疑いを確信に変えてゆきます。確信的疑いに基づいて調査会社(いわゆる探偵)を使って調べると、隠れた事実、秘されていた捏造原因が浮き出てきます。この時には裁判はかなり進んで、思うように展開できませんが、真実を追って市民としての闘いは徹底的に続けるべきだと考えております。
「ひろの会」では、冤罪の可能性のある事案について,調査委員会を立上げ、市民・社会に対して是正を求める運動体を形成したいと考えております。
賛同者は是非正会員となって一緒にご活動ください。